SAPコンサルタントとは、SAP製品を使って企業が抱える問題や課題を解決するための支援をすることを職務とするコンサルタントです。導入支援からシステム開発、そして導入後の保守や運用まで深く携わり、SAP製品のプロと言っても過言ではないでしょう。
現在SAPコンサルタントとして活躍する人の多くは、システム開発会社の配属部署がSAPを取り扱っており、実務の中でSAPに関するノウハウや知識を身に着け、スキルを高めたエンジニアが多いです。エンジニアとしてのスキルは必要不可欠ですが、そのほかにも、クライアントが抱える問題点を正確に把握したうえで、SAPがどのように問題を解決できるかの提案・実現をしなければならず、高いコンサル能力も求められます。その際には、ロジカルシンキングができる思考回路や、コミュニケーションを円滑にするヒューマンスキルなども必要です。
SAPコンサルタントのお仕事は、システム開発会社やコンサル会社に所属して働く人材が多いです。経験やスキルを積めば、フリーランスのコンサルタントとして活躍することも不可能ではありません。しかしそのレベルに達することは簡単ではないため、まずは企業へ所属して経験値を高めることをおすすめします。
SAPコンサルタントの気になる年収ですが、スキルや経験、そしてその会社との雇用形態によって大きく変わります。目安としては、年収500万円程度から1,500万円程度稼ぐ人が多いです。