SAP開発会社やコンサルティング会社に勤めていて、すでに高いスキルと実務経験を持っているのであれば、SAPコンサルタントとして独立することを真剣に検討してみましょう。というのも、現在SAPコンサルタントは超売り手市場となっているからです。
日本では企業のデジタル化が急速に進められていて、今までは乗り気でなかった小さめの企業であってもSAPのパッケージソフトを導入するケースが増えています。しかし、ノウハウのない企業がいきなり自分たちだけでSAP製品を導入するのは難しく、コンサルティングを求めています。その中で、SAPについての専門的な知識を持っている人材は少ないため、需要と供給のバランスが合っていません。そのため会社員だけでなくフリーランスを求める声も多く上がっており、フリーランスとしても狙い目の仕事といえるでしょう。
フリーランスとなると、会社勤めにはないメリットをより味わえるようになります。まず、仕事を自分に合わせて選べるという点です。やはり同じSAPでも、業種や企業規模、製品種類などによって得意ジャンルがあるものです。会社勤めだと選択の余地はありませんが、フリーランスとなれば自分で好きな仕事を選びやすくなります。また、報酬についても自分で設定できますので、余裕を持って働けるようになります。この報酬面でのメリットも独立すべき理由と言えるでしょう。会社員だと、給料という形でいくら頑張っても決まった額の収入しか得られません。しかし、フリーランスであれば自分で仕事の量も報酬額も決められますので、頑張りしだいで高い年収を得られるのです。SAPコンサルタントとして実績を積み上げスキルを向上させていけば、それに応じて報酬も上げやすくなります。